ペットちゃんが亡くなったらしてほしいこと
posted on 2021.10.25
今回はペットちゃんが亡くなった際に飼い主様に行っていただくことをご案内します。
●死後硬直が始まる前に、手足を丸めるように胸側に折った姿勢にしてあげてください。
気温や身体の大きさにも左右されますが、死後約2時間ほどで死後硬直が始まると言われています。
(ハムスターやインコなど、小さなペットちゃんですと死後直後から始まります)
犬ちゃんや猫ちゃんの場合、ご遺体を放置すると前・後肢が突っ張ったまま硬直してしまいます。
舌が出ていたらしまってあげ、目が開いた状態であれば優しく閉じてあげてください。
●身体を清めてあげてください。
蒸しタオル等で身体を拭いてあげ、毛並みを整えてあげてください。
口や肛門から排泄物や体液が出てきたときは、きれいに拭き取ってあげてください。
●ご遺体を安置します。
<用意するもの>
・安置用の箱(段ボールなど)
・保冷剤
・遺体を包む用のタオル
・寝かせてあげる用の厚手のタオル、新聞紙等
・ビニールシート、ペットシート
箱に敷き用のタオル等を用意したら、ペットちゃんを寝かせてあげてください。
体液が染み出すことがありますので、タオルの下にビニールシートやペットシートを敷いておくと安心です。
※このとき枕用にタオルを用意しふたつ折りにするなど頭をやや高くしてあげると、鼻や口から体液が出るのを防ぐことができます。
内臓が多くあるお腹(特に脚の付け根あたり)と頭を中心に、全体的に保冷剤やドライアイス、ビニールに入れた氷や凍らせたペットボトル等でよく冷やしてあげてください。
なお保冷剤はこまめに取り換えてあげてください。
最後にタオルで包んであげますと、保冷が保たれますし外気を遮断することで腐敗を遅らせることができますので必ず掛けてあげてください。
※エアコンや扇風機を使用する場合は、風のあたらない場所で安置してください。
●葬儀を手配します。
最期の時間をゆっくりお過ごしください。
●葬儀が済んだら・・・
ペットちゃんをくるんでいたタオルや保冷剤等は、思い出のお品であっても衛生管理上処分が必要です。
ビニールにくるむなどして、処分はお住まいの自治体のルールをご確認ください。